弊社は、ブランド企業との協業実績、AI 技術への理解、独自の制作ポリシーを持つことを選定要件とする AI Native Artist House「Premium Water」を創設しました。
弊社はこれまで、70 ヶ国 5,000 社超を顧客に持つ米国最大の広告グループ、傘下 16 ブランドを擁する欧州主要規模のラグジュアリーコングロマリット、AW26 パリメンズコレクション EMV ランキング世界 4 位のラグジュアリーブランドをはじめ、10 都市・20 社以上のブランド企業への制作納品を行ってきました。
AI 技術が業界で存在感を持たない黎明期から、グローバル企業やブランドの AI アーティストプロジェクトをリードしてきたチームが運営しています。
AI アーティストとは
AI アーティストとは、テキストから画像や映像を生成する AI 技術ツールを、自身の創作プロセスの中心的な部分として使う個人のことです。
AI ネイティブアーティスト ― 新しいビジュアル世界を発明する人たち
もっとも注目される AI ネイティブアーティストは、AI を独創性の近道としては使いません。彼らは AI を用いて、ビジュアルの世界観を築き上げます。一枚の画像が、キャンペーンへ、想像し得なかった世界観のあるビジュアルへ、多くのオーディエンスへ向けたティーザーへ、そしてオリジナルの創作 IP まで展開していきます。
Premium Water とは
Premium Water では、世界のブランドやエージェンシーから受ける制作コミッションを、独自の選定基準で集めた AI ネイティブアーティストと弊社チームが、企画・ディレクション・制作まで一貫して手がけます。
参画アーティストは、以下の 3 点を選定要件としています。
- ブランド企業との協業実績
- 最新の AI 技術への理解
- 独自の制作ポリシーを持つこと
弊社は、生成 AI 技術黎明期からブランド企業領域における AI 技術活用、主に AI アーティストプロジェクトの企画・ディレクション・制作に取り組んできました。その歩みを踏まえ、Premium Water を立ち上げました。AI アーティストの活動領域を広げ、世の中に対するプレゼンスを高めることを目指します。
Premium Water 設立の背景として、世の中の動向および弊社の実案件から見えてきた事実を、以下に整理します。
業界の動向 1 ― 制作の単位が、大規模スタジオから個人へ分散していく
制作の単位が、大規模なスタジオ体制から、少人数の独立チーム、ソロスタジオ、そして AI アーティストへと分散する動きが、世界で加速しています。
韓国・ソウルではこの変化がすでに具体的に進んでおり、制作会社の市場が縮む一方で、AI アーティスト個人の市場が広がる構造の入れ替わりが起きています。(詳細は別記事 「内製化の次に来るもの ― ソウルが先に見せた、AI アーティストとバランス型技術者の時代」)
業界の動向 2 ― ブランド企業は AI アーティストとの協業から技術活用を始めている
弊社は、10 都市・20 社以上のブランド企業との実案件を重ねながら、独自の調査を進めてまいりました。そんな中で見えてきたのは、多くのブランドの AI クリエイティブ技術の検証が、AI アーティストとのコラボレーションプロジェクトから始まっているということです。
たとえば、ドイツのラグジュアリーブランド BOSS は、2025 年 9 月にミラノで発表した Spring/Summer 26 コレクション「The BOSS Paradox」を、Joann を含む計 4 名の AI アーティストとのコラボレーションで発表しました。それぞれのアーティストが、自身の作品でコレクションのテーマを表現しています。(詳細は別記事 「なぜブランド企業は AI アーティストとのコラボレーションから技術活用を始めているのか」)
業界の動向 3 ― いま採用されているのは AI Conceptual Visuals
いま多くのブランドが最も採用しているのは、AI アーティストらしいクリエイティブスタイルである AI Conceptual Visuals です。(弊社が実案件を重ねるなかで整理・命名した AI クリエイティブ分類のひとつ)
実在の人物の顔を置き換えず、既存の作家性を模倣せず、ブランド毀損・肖像権・著作権にまつわるリスクから距離を置いたまま採用できるスタイルとして選ばれています。実際に、Acne Studios × Frédéric Malle のフレグランスコレクション拡張でも、Alina P. Aleksandrovna(@baby_of_lourdes)によるアニメーション作品が AI Conceptual Visuals として採用されています。(詳細は別記事 「ブランド企業がいま採用している AI クリエイティブとは」)
クリエイティブポリシー
すべてのプロジェクトは、弊社独自のクリエイティブポリシーのもとで制作されます。クリエイティブポリシーの詳細はこちらにて公開しています。
プロジェクトの進め方
ブランドやエージェンシーから受ける制作コミッションに対して、参画 AI ネイティブアーティストと弊社チームが、企画・ディレクション・制作までを自社内で担います。ブランドの世界観、肖像権、著作権、模倣にまつわるリスクから距離を置いたまま、AI ならではの表現をブランド世界へ組み込みます。
詳細は Premium Water 公式サイトにて公開しています。